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外壁塗装30年してない家は大丈夫?劣化と対策を解説

塗装コラム 2025.10.21 (Tue) 更新

30年以上、外壁塗装をせずに過ごしてきた家は、今、どんな状態でしょうか?
もしかしたら、気になる点はあるけれど、具体的な対策が分からず、そのままにしていませんか?
放置することで、思わぬトラブルや高額な費用につながる可能性も秘めているのです。今回は、30年以上外壁塗装をしていない家のリスクと、具体的な対策について説明します。
安心して暮らせる住まいを守るために、ぜひ最後までお読みください。

30年以上外壁塗装してない家のリスク

深刻な劣化症状と二次被害

30年以上外壁塗装をしていない家は、深刻な劣化症状が現れている可能性が高いです。
まず、塗膜の劣化により、紫外線や雨風から家を守る機能が著しく低下しています。
具体的には、チョーキング現象(壁を触ると白い粉が付く)、色褪せ・変色、ひび割れなどが挙げられます。
これらの症状は、単なる見た目の問題ではありません。

ひび割れから雨水が浸入し、壁内部の腐食やカビの発生につながり、最終的には雨漏りという深刻な事態を招く可能性があるのです。
さらに、コケや藻の繁殖も、外壁の劣化を加速させ、健康被害のリスクも高まります。
塗膜の剥がれや膨れは、外壁材がむき出しになっている状態を示し、もはや防水機能は全く期待できません。

また、シーリング材(窓枠や外壁の継ぎ目などを埋めるゴム状の材料)の劣化も、雨漏りの大きな原因となります。

建物の寿命と資産価値への影響

外壁の劣化は、建物の寿命と資産価値に大きな影響を与えます。
雨漏りや腐食は、建物の構造躯体(柱や梁など)を傷め、耐震性を低下させる可能性があります。
これは、建物の寿命を縮めるだけでなく、地震などの災害時のリスクを高めることを意味します。

さらに、老朽化した外観は、家の資産価値を著しく下げてしまいます。
売却や賃貸を検討する場合、劣化が著しい家は、買い手や借り手にとって魅力的な物件とは言えません。
早期に適切な対策を行うことで、建物の寿命を延ばし、資産価値の維持・向上に繋げることが可能です。

健康被害のリスク

外壁の劣化は、居住者の健康にも悪影響を及ぼす可能性があります。
カビやダニの繁殖は、アレルギー性疾患や呼吸器系の症状を引き起こす場合があります。
また、雨漏りによって室内が湿気ると、カビの発生リスクがさらに高まります。
特に、小さなお子さんや高齢者のいる家庭では、健康被害への配慮が重要です。
適切な外壁塗装によって、こうしたリスクを軽減し、健康的な住環境を保つことができます。

適切な外壁塗装時期の見極め方

外壁の点検方法と注意点

まずは、ご自身の目で外壁の状態を点検してみましょう。
壁面全体を注意深く観察し、チョーキング現象、色褪せ、ひび割れ、コケ・カビの発生などをチェックします。
特に、日当たりの良い南面や西面は劣化が進行しやすいので、重点的に確認しましょう。
高所にある部分は、安全に配慮して点検するか、専門業者に依頼することをお勧めします。
点検時には、写真撮影を行い、記録を残しておくことも有効です。

塗装時期の判断基準

外壁の点検結果を元に、塗装時期を判断します。
チョーキング現象が顕著であったり、ひび割れが多数見られたりする場合は、早急に塗装を行う必要があります。
また、色褪せやコケ・カビの発生も、塗装時期の判断材料となります。
一般的には、外壁塗装の目安は10年と言われますが、これはあくまで目安です。
建物の築年数、使用する塗料の種類、立地条件などによって、最適な塗装時期は異なります。

専門業者への相談方法

専門業者への相談は、適切な塗装時期の判断、費用見積もり、工事計画の立案に不可欠です。
依頼前にしっかりと見積もりを取るようにしましょう。
見積もり内容には、使用する塗料の種類、工事内容、保証期間などが明確に記載されているかを確認しましょう。

また、業者の経験や実績、対応の良さなども重要な判断材料となります。
不安な点は遠慮なく質問し、納得できるまで説明を受けるようにしましょう。

外壁塗装費用と軽減策30年してない

塗装費用を抑えるための工夫

外壁塗装の費用は、使用する塗料の種類、工事規模、下地処理の状況などによって大きく変動します。
費用を抑えるためには、使用する塗料のグレードを見直す、工事範囲を限定する、依頼前にしっかりと見積もりを取って比較検討するなどの工夫が必要です。
また、工事時期によっては、オフシーズン割引などを利用できる可能性もあります。

補助金制度の活用方法

国や地方自治体では、省エネルギー対策や住宅リフォーム促進を目的とした補助金制度が設けられています。
これらの補助金制度を活用することで、外壁塗装費用を軽減できます。
ただし、補助金の対象となる工事内容や申請条件は、制度によって異なります。
お住まいの地域で利用可能な補助金制度について、事前に確認しておくことが重要です。

ローン利用と返済計画

まとまった資金を用意できない場合は、リフォームローンを利用する方法があります。
低金利のローンを選べば、月々の返済負担を抑えることができます。
ローンを利用する際には、返済計画をしっかりと立て、無理のない返済計画を立てることが大切です。
返済期間や金利など、複数の金融機関のプランを比較検討し、自分に合ったものを選びましょう。

まとめ

30年以上外壁塗装をしていない家は、深刻な劣化症状や雨漏りのリスクが高く、建物の寿命や資産価値にも悪影響を及ぼします。
健康被害のリスクも無視できません。
適切な塗装時期の見極めには、定期的な外壁の点検と専門業者への相談が不可欠です。
費用を抑えるためには、塗料の種類、工事範囲の見直し、補助金制度の活用、リフォームローンの利用などを検討しましょう。

早めの対策が、安心で快適な住まいを守ることに繋がります。
まずは、信頼できる専門業者に相談し、家の現状を把握することから始めましょう。
放置せずに、適切な対策を行うことが、将来的な高額な費用やトラブルを避ける最善策です。