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クリヤー塗装とは?選び方・注意点から賢く外壁塗装を実現

塗装コラム 2025.11.03 (Mon) 更新

外壁の美しさを保ちたいけれど、塗り替えでデザインが変わってしまうのは避けたい…。
そんなお悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか。
外壁塗装には、素材の風合いを活かしつつ保護できる方法があります。
それは、無色透明の塗料を用いるクリヤー塗装です。

今回は、クリヤー塗装のメリットやデメリット、選び方、そして注意点を解説します。
外壁塗装を検討中の方は、ぜひ参考にしてみてください。

クリヤー塗装とは何か

クリヤー塗装の特徴

クリヤー塗装は、無色透明の塗料を用いて外壁を塗装する方法です。
塗料の種類によって、光沢感や耐久性が異なります。
一般的に、耐用年数が長いほど価格が高くなります。
また、水性と油性があり、水性は扱いやすい一方で、油性は耐久性が高い傾向にあります。

クリヤー塗装の種類

クリヤー塗装に使用される塗料は、ウレタン系、シリコン系、フッ素系、無機系などがあります。

1:ウレタン系

耐久性があり、光沢感も高いです。

2:シリコン系

さらに耐久性が高く、低汚染性も備えています。

3:フッ素系

最も高価ですが、非常に高い耐久性と低汚染性を誇ります。

4:無機系

シリコン系やフッ素系と並ぶ高い耐久性に加え、紫外線への耐性も優れています。
それぞれの塗料の特徴を理解し、予算や家の状況に合わせて選ぶことが重要です。

クリヤー塗装のメリット

クリヤー塗装のメリットは、大きく分けて3つあります。

・外壁の質感を活かしながら、ツヤのある光沢感も出すことができます。

素材本来の風合いを損なうことなく、美しい光沢を与えられます。
デザイン性の高いサイディングやレンガ調の外壁、コンクリート外壁などに適しています。
また、塗料によっては、耐候性、低汚染性、防カビ性などの性能も備わっています。

・チョーキングが発生しません。

チョーキングとは、塗料の劣化によって外壁表面が白く粉状になる現象です。
クリヤー塗装は顔料を含まないため、チョーキングの心配がありません。

・塗装回数が少ないため費用を抑えられます。

通常の外壁塗装は下塗り、中塗り、上塗りの3回塗りが必要ですが、クリヤー塗装は下塗り工程が不要な場合が多く、2回塗りで済むため、費用を抑えることができます。

クリヤー塗装のデメリット

クリヤー塗装には、以下のデメリットも存在します。

・ひどい汚れやひび割れなどの跡を隠せません。

カビや藻、ひび割れなどの既存の汚れや劣化は、クリヤー塗装では隠すことができません。
塗装前に高圧洗浄を行い、可能な範囲で補修を行う必要があります。

・シーリングの上には塗装できません。

シーリング材は、外壁の継ぎ目などに使用され、防水性を保つ役割があります。
クリヤー塗装は、シーリング材の上から塗装すると、塗膜の剥がれや割れを起こす可能性があるため、塗装できません。
シーリングの打ち替えが必要な場合があります。

クリヤー塗装の選び方

素材に合わせた選び方

クリヤー塗装は、素材によって適・不適があります。
デザイン性の高いサイディング(特に窯業系サイディング)、コンクリート、モルタルなどは適しています。
一方、光触媒コーティング済みの素材や金属系サイディングには、密着性が悪く、剥がれやすい可能性があるため、不向きです。
素材に合った塗料を選ぶことが重要です。

塗料の種類の選び方

塗料の種類は、耐久性、価格、光沢感などによって選びます。
予算と、どの程度の耐久性・光沢感を求めるかによって最適な塗料を選択しましょう。
専門業者に相談することで、適切な塗料選びのアドバイスを受けることができます。

価格帯と品質のバランス

クリヤー塗装の価格は、使用する塗料の種類や面積によって大きく変動します。
安価な塗料は耐久性が低く、高価な塗料は耐久性が高い傾向があります。
予算と耐久性のバランスを考慮し、適切な価格帯の塗料を選びましょう。

長期間にわたって外壁を保護することを考えると、ある程度の価格帯の塗料を選ぶ方が、結果的に費用対効果が高いと言えるでしょう。

クリヤー塗装の注意点

適した素材と不向きな素材

クリヤー塗装は、素材の質感を活かすことができるため、デザイン性の高い外壁に適しています。
しかし、ひび割れや汚れが目立つ場合、または光触媒コーティングなど特殊な処理が施されている場合は、クリヤー塗装に向いていない可能性があります。
事前に専門業者に相談し、外壁の状態を診断してもらうことが重要です。

塗装前の準備と下地処理

塗装前の準備として、高圧洗浄による汚れ落としが不可欠です。
また、ひび割れなどの補修が必要な場合は、事前に補修作業を行います。
下地処理を適切に行うことで、塗料の密着性が高まり、塗装の耐久性が向上します。

業者選びのポイント

クリヤー塗装を依頼する業者を選ぶ際には、実績や経験、技術力などを確認することが大切です。
見積もりを依頼し、内容を比較検討することで、最適な業者を選ぶことができます。
また、アフターサービスについても確認しておきましょう。
信頼できる業者を選ぶことで、安心してクリヤー塗装工事を進めることができます。

まとめ

クリヤー塗装は、外壁の素材感を活かしながら保護できる塗装方法です。
耐久性や価格、光沢感など、様々な塗料の種類から、家の状況や予算に合わせて最適なものを選ぶ必要があります。

しかし、ひどい汚れやひび割れ、色褪せには対応できないため、事前に外壁の状態をしっかり確認し、適切な下地処理を行うことが重要です。
また、信頼できる業者を選ぶことも、成功への鍵となります。

クリヤー塗装を検討する際は、これらの点を踏まえ、専門業者に相談しながら進めていきましょう。