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壁から雨漏り?原因と解決策を解説

塗装コラム 2025.11.15 (Sat) 更新

雨漏り、それは突然訪れる家の危機。
天井からポタポタと水が滴る…そんな劇的な光景を想像する方もいるかもしれません。
しかし、多くの雨漏りは、目立たない場所で、じわじわと進行していきます。
特に壁からの雨漏りは、発見が遅れやすく、深刻な被害につながることもあります。

今回は、壁からの雨漏りの原因を様々な角度から解説します。
雨漏りの兆候を見逃さず、適切な対処をするための知識を身につけましょう。

壁から雨漏りする原因

外壁のひび割れ

外壁のひび割れは、雨漏りの主要因の一つです。
ひび割れは、経年劣化による建物の老朽化、地震などの外的衝撃、あるいは施工不良によって生じます。
小さなひび割れでも、放置すると次第に拡大し、雨水の侵入経路を広げてしまうため、早期の発見と修理が重要です。
ひび割れの大きさや位置、そして外壁の種類によって、適切な補修方法が異なります。

シーリングの劣化

外壁の継ぎ目や窓枠、サッシ周りなどに施されたシーリング材は、経年劣化によって硬化したり、ひび割れたりします。
シーリングの劣化は、目地部分からの雨水の浸入を招き、雨漏りの原因となります。

シーリング材は、紫外線や風雨にさらされることで、徐々に劣化が進んでいきます。
特に、高層階の建物や、南向きの日当たりが良い場所では、劣化が加速しやすい傾向があります。
定期的な点検を行い、劣化が見られた場合は、早めの交換・補修を行うことが大切です。

窓枠からの浸水

窓枠は、外壁と室内空間を隔てる重要な部分です。
窓枠と外壁の隙間、あるいは窓枠自体に劣化や破損があると、雨水が室内に侵入します。
窓枠からの雨漏りは、窓の周囲にシミやカビが発生したり、窓を開閉した際に水が流れ込んだりするなど、比較的早期に発見できるケースが多いです。
しかし、窓枠と壁の接合部からの雨漏りは、発見が遅れる場合もあります。
窓枠のシーリングの劣化や、窓枠と外壁の隙間からの浸水に注意が必要です。

排水口の詰まり

ベランダやバルコニーなどの排水口が詰まると、雨水が滞留し、防水層に負担がかかり、雨漏りを引き起こすことがあります。
落ち葉やゴミ、髪の毛などが原因で排水口が詰まるケースが多く見られます。
特に、植木鉢を置いていたり、周辺に樹木がある場合は、注意が必要です。
排水口の詰まりは、定期的な清掃によって防ぐことができます。
排水口の清掃を怠ると、雨漏りの原因となるだけでなく、害虫の発生にもつながる可能性があります。

屋根からの雨漏り

屋根からの雨漏りは、壁内部を伝って、壁から雨漏りしているように見える場合があります。
屋根の瓦やスレート、防水シートなどに損傷があると、雨水が屋根から流れ落ち、壁内部に浸透します。
屋根からの雨漏りは、壁にシミやカビが発生したり、天井に雨染みが現れたりするなど、様々な症状が現れます。
屋根からの雨漏りは、壁からの雨漏りよりも発見が容易な場合が多いですが、原因特定には専門家の知識と技術が必要です。

雨漏りの症状と発見方法

壁のシミや汚れ

壁にシミや汚れが発生している場合、雨漏りを疑う必要があります。
シミは、雨水が壁内部に浸透した結果、壁材に色素沈着が生じることで発生します。
シミの色や形状は、雨漏りの原因や進行状況によって異なります。
また、雨漏りの箇所によっては、カビが発生していることもあります。
カビは、湿気の多い場所を好み、雨漏りのある場所では繁殖しやすいです。

壁紙の剥がれ

壁紙の剥がれも、雨漏りの兆候の一つです。
雨水が壁内部に浸透すると、壁材が湿気を帯び、壁紙が剥がれてきます。
剥がれは、部分的に起こる場合もあれば、広範囲にわたる場合もあります。
壁紙の剥がれは、雨漏りの進行状況を把握する上で重要な手がかりとなります。

天井のシミ

天井にシミが発生している場合、雨漏りの可能性が高いです。
天井のシミは、雨水が壁内部を伝って天井に到達した結果、天井材に色素沈着が生じることで発生します。
天井のシミは、雨漏りの初期段階では小さなシミとして現れることが多く、発見が遅れる可能性があります。

電気系統の異常

雨水が電気系統に浸入すると、ショートや感電などの危険が発生します。
雨漏りを疑う場合、電気系統の異常にも注意が必要です。
ブレーカーが落ちたり、コンセントから異臭がしたりする場合は、直ちに専門家に連絡し、点検を受けるべきです。

異臭

壁や天井からカビ臭や腐敗臭のような異臭がする場合は、雨漏りの可能性があります。
雨水が壁内部に浸透すると、カビや細菌が繁殖し、異臭が発生します。
異臭は、雨漏りの初期段階では気づきにくい場合もありますが、進行すると次第に強くなります。

専門家への依頼と対処法

調査依頼のポイント

雨漏りの原因調査を依頼する際には、依頼前にしっかりと見積もりを取るようにしましょう。
また、業者の経験や実績、そして対応の迅速さも重要なポイントとなります。
経験豊富な業者は、雨漏りの原因を的確に特定し、適切な修理方法を提案してくれます。

修理方法の確認

修理方法については、業者との綿密な打ち合わせが必要です。
修理方法には、様々な方法があり、費用や工期も大きく異なります。
業者から提示された修理方法について、疑問点があれば、遠慮なく質問しましょう。

費用と保証

修理費用は、雨漏りの原因や規模、そして使用する材料によって大きく異なります。
また、修理後の保証についても、業者と確認しておくことが重要です。
保証期間や保証内容を明確に確認し、契約書に記載してもらいましょう。

応急処置の注意点

雨漏りが発生した場合は、まず応急処置を行い、被害の拡大を防ぐ必要があります。
しかし、応急処置はあくまで一時的なものであり、根本的な解決には至りません。
専門業者に依頼し、適切な修理を行うことが不可欠です。

信頼できる業者選び

雨漏りの修理を依頼する際には、信頼できる業者を選ぶことが大切です。
信頼できる業者を選ぶためには、口コミや評判を参考にしたり、複数の業者から見積もりを取って比較検討したりすることが有効です。

まとめ

壁からの雨漏りは、放置すると建物の構造材の腐食やカビの繁殖など、深刻な被害につながる可能性があります。
早期発見と適切な対処が重要です。
この記事で紹介した原因、症状、対処法を参考に、雨漏りの兆候に注意し、必要に応じて専門家への相談を検討しましょう。

雨漏りの発見は、建物の長寿命化、そして安全な生活を守る上で非常に重要です。
早めの対応が、安心と安全な暮らしを確保することにつながります。
定期的な点検と、適切なメンテナンスを心がけましょう。